ポエム
[TOP]
余晃



まえのほしの甘光が
このじだいにも少し遺ってるよ


ほらっ みてご覧


こんなに 郷里からはなれて
はるか遠い魄ま敷きだけに
果 っ たのに
またあなたと逢えた
死んだ おかあさん


自分もこのおん襤褸になった
躯袋を惜しげもなく棄てたら
おもったより気楽に逅えるんだね



ほら 贋ものの街角の姿の蔭で

もっとさきに死んだ父さんも
少年のかっこうで手をふってる

ようやくぼくもこっちの領域に
辿り着いた
鰓らばれたけっかなんだ



あぁ シ なんてゼンゼン
怖いことじゃなかったんだ


ただ未体験でただ夢混の界面下に
雫づんで游ぅく

だけだったんだ



あはははは
これが ぼくの 閉じたけど閃らいた

一惷





22/06/27 04:34更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ

そのうち キミのその臥床のまえにも銀河鐵道の始発駅舎がお出迎えに洗われる筈づさ!
https://youtu.be/bVdWKDTKyhQ
◆ ◆◆ ★★ ★★★★ ★ ★ ◆◆ ◆

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c