増森
マモリはぼくをみた
いつも……より赤面度合いが高い…
ようにかんじる
「かお朱いけどどうしたの?」
おもわず考えたことがすぐ口を
ついてしまうのはぼくの悪いクセ
マモリはすると洟息あらく
拳を握り締め哭を振り乱して
怒った「きィーっ きィーっ」って
むう 怒りの表情もかわいい…かな?
それにしても
発情期なんだろうかマモリ
この愛は好きな仔への愛?
それともシンプルに
たいせつなペットへのどうぶつ愛
なんだろうか
毎晩ぼくとベッドをともにする
ぼくだけのカワイイマモリ
ぼくとキミだけの森は
自宅のへやの底に滉ろがる
架空(脳内)の樹海の彼方まで
いつでも展づいているアイノス
まさか ぼくのこども 産めそう?
ねえ マモリ