帆脈 羃羃
ナイリクに塁 塁 と横腸り脉鬱つ
嶽陵を越えればみえてくる
海とか 宇宙へと列なる平野の
朱からま燦と啓らける情景
そこには父縮の星蓋にぶら提がる
一本筋の路程 ― トラストライン
間隙なく貫き通おった信条の柱
慄えてはいても揺らがない『石』の
維持(意気地)の智辛楽
からころほとむ ミ
寸秒毎に裏返ったり 遷移止まない
讃 裂 星雲の魅冷にぼくはみとれ
踝ぶしからネッコが這えてそのまま
ネット涌境へと吸れて平れていった
平野を航る散策はいつでも既成に
寄り生かれた黴い魂珠を
なんどでも脱皮させ筒廻けながら
革らい暹いでくれる その 輝蹟