白懐蠱柵
すんすんすんすんすんすんすん
さいはて名のるスタディオで開演
翠りのオーロラカァニヴォオ
丸太荘からスナフキンが呼んでるよ
しゅるーぷ浸かったモノクロオム
ゲレンデの芸術
咒濃、樹網、ヒルシメッキ
ゆきまみれの夜のもり・メッツァ
銃をもったまましろき墓場からの
逃避を墓かるエスケーパーたち
ゆれるふたご鞠星 鮮慄する美錐起
ちみどろのストック 氷漬けの眼球
スノオフレエクにひきさ まみれても
白銀結晶靄をハゲシク箔き屑しても
たんていの追跡はやまず 迫る執着駅
白闇のしじま列なり編みとなり並び
くろずんだ樹島の波梁 帯び橇り
細かい沼沼を係すび 大地に潤かる
館ちふさがる 聳びえキ
鐵っ決なるカベをまえにぼくは
ゆくて見うしないとほうにくれる
こおりに細胞液吸われ霜着て建尽す
すすすすさすすすすすしすしすす
ハアトレート モニター
かつどうをやめたバイタルサイン
平らになった心拍計はもう
もとにもどらない
ただ
虚無を物語るだけ
波のきふくはもうおこらない