クレッシェントクレッシェンド
クレッシェントとケイプ
ヘヴンリビーイングとウェイブ
クレッシェンド ハイ クレッシェンド
穹に堰たえたる鎌
舳先翻る八巾の幡ぼり
潮路脊にして鬼火ゆれ
武者らの怨念が因縁に続られる
かきまぜられる奔放なデッキ
源実朝、今若全成法師、平頼綱、北条守時....
『無念。だが去らばだ』
珍重に晃かるこくうのディスクだけがきっと憶えている
端役のかれらを
こういうぼくは五十年後かくぢつに忘却されるだけだが
小寃雄らは靄海のかなたに霞えど
符号のように復りかえされ祀られる
そんな誉まれな就こし縁
ひゅひゅゆ ふふゆ
あざぱたやはたー
クレッシェンド ソウ デクレッシェンド