ポエム
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波褪めの穿跡を辿る咎録



探索者、捜査士、求道漢、
色んな喚ばれかたをする私だが
未熟成なのは変わらない


峡い

峡い

この、斃おれかからん険はしさの、
双崖けに逼まられて襲そわれて
追い求めた切実つの闔びら
ああ、此んな処にあったんだと
今更自笑をし拓らく


ああ其して

ちらばって混然となった
草いきれや野外の雑木原の懐ろで
逆に自身の芯核を見つけてしまう
その驚ろき
動かぬ幹き
揺れぬ幹き
なにものにも替えがたく
代用の効かぬ存在
それは粉なや塵りの再生された
結論が自分という驚異の覚く醒
螺旋構造の底あるいは頂ただきの
点なるざひょうに畳網み込まれた
緻密で円秘なる情報値脈


『 果てしがない 』


砂くなくともそう
初感で感じる確信は
じぶんこそがとりがーとなって
全てが動き出す紛うことなき革新

待ってもとめてすでに尚しいのに
まだ野放に潜くれている宝飾の点滅


25/05/15 04:35更新 / OTOMEDA



談話室

■作者メッセージ



真理がすぐ目前で透過し乍ら認つけ
られるのを自のずと待っていたとい
うふいの気づきこそ、焦がれていた
玉璽。
https://youtu.be/5j_EMOlcwqQ?si=M6OMMR2j8SnOfyp4

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