葉から花への旅ち永り

葉脈を 透おって
いのち(命)が過ぎ 通よう
その 稀 少 ぎ を備ぞる
血管も葉脈もその役割は同じ
仄の か 似ている
植物もわたしたちも
イチーバァンだいじなものは上の
貴いところにあり (晴るか 張るか)
じぶんを見下ろして俯瞰できる
内省の具材に利かえる
逆に飜えって
したのダイジなものは ビミ ョ ウ
タクラミの翳げりがチラ
だからわたしたちは
彩ま彩まな種の多様を展せる
くさばなの虚ろ姿に我々自身の
妄ろ脆ろ胞こ炉を擬つし戯もちゃに
し自身のダミ イと伴侶われをみつけ
そのなかに蕩ろけるがように
棲みつくのだ
床敷恵居のアバタァーとして
常宿
常宿
自分だけの領域だと主張する座敷檻
のナカ
...........便厠奥に這う住人
そこが偶ま々ま短じかな庭匣や
小自然であったという素朴な結末
たわいのない
たわわな都会を裏切り
その罪を反立反証する 微詩の一片
芥と共ょに
唯だ舞どる
一巻の人生
ヒ ラ ヒ ラ と
その気配も聴える 氣がする 早朝の
無音
珈琲 の 湯白