ポエム
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葉から花への旅ち永り

葉脈を 透おって
いのち(命)が過ぎ 通よう
その 稀 少 ぎ を備ぞる
血管も葉脈もその役割は同じ
仄の か 似ている
植物もわたしたちも
イチーバァンだいじなものは上の
貴いところにあり (晴るか 張るか)
じぶんを見下ろして俯瞰できる
内省の具材に利かえる
逆に飜えって
したのダイジなものは ビミ ョ ウ
タクラミの翳げりがチラ
だからわたしたちは
彩ま彩まな種の多様を展せる
 くさばなの虚ろ姿に我々自身の
妄ろ脆ろ胞こ炉を擬つし戯もちゃに
し自身のダミ イと伴侶われをみつけ
そのなかに蕩ろけるがように
 棲みつくのだ
床敷恵居のアバタァーとして
 常宿
 常宿
自分だけの領域だと主張する座敷檻
のナカ
...........便厠奥に這う住人

そこが偶ま々ま短じかな庭匣や
小自然であったという素朴な結末
  たわいのない
  たわわな都会を裏切り
その罪を反立反証する 微詩の一片
  芥と共ょに
  唯だ舞どる
  一巻の人生
  ヒ ラ ヒ ラ と
 その気配も聴える 氣がする 早朝の
     無音
         珈琲 の 湯白




25/05/09 05:40更新 / OTOMEDA



談話室

■作者メッセージ



戻どる里山はきがつくともう
喪くなっていたよ。
故から、この しかばね をあの
池の底に沈めにいこう。迅く。

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