そのテトラポッド。
せめて
わかいひとたちには
食べてもらいたい
砂埃なっくブクロを逆様にして
零したナカのテトラポッドたち
ドーンドーン
聴える聴えるヨ
ズングリこトこトズングリ麒麟児
なべが煮えてひゅっきゅりかえり槽
親父 親父

はるかかなたのクエイサア、燈台
くりかえし繰り返す
生滅
悲しみも苦しみも沁みながらつづく
染まりながら 暁あけ読みながら
湯明けの森の蔵書の穹らが
朱け逝き雪のタンボのなかに
埋まって梅で沈んでいくがように
ウグイス囀づっているいまでさえ
其れだ
ほうほほ おう
セカイの宵には梟うたちも曝露する
瀑布のなかで独り飛沫をあび
初期化に い ド む き ブ ん
腐肉に重なり腐肉と背中合せで
自分すら腐れていくうんめいの
うんこの
瘡蓋になっても清々する歩ゆむ路
きめられたキメラの軌ち道み
かぞえきれないかずの
テトラポッドたちを
はくはんの上にかけ
欠けたこころの窟ほじゆうしながら
はい♪戴きます
(ご思想サマ!)
