墓石丘
これも
ココロを護もる癒やしという
林やしのいちぶ
イノチの凝やし古屋敷
映つろふ逗どまらぬ陽げ炎う
墓せ蹤たちの翳ゲ
私達の骸ろうがたどり着ける床ろ
袋ろ廊下
ああでもな
所帯獲得し損んじて託すシソンの
いない自分は あ其処にへいわに
棺さまれるとういう確証も保証も
なにもないんだなムナシイムナシイ
でもあのスィルイェットを想うとき
凄ご億く緒ょが安定しているんだ
心 和
魂 環
だからおれはきょうも
今夜もけさも
昇ぼるんだ墓蹟 貴 ヶ陵カ
角質が硬くなって指も脚し裏ラも
傷タみと疼きが執れぬのに
ガマンして堪らえて
絶命終焉の境のそのあっちに
超うサイドのその歯ずけさに
おもい憧せてそれだけを頼り紐なに
雪き慚ぢさらす
墓石丘の梺もと
現混濁〔 イ マ 〕
