雨日翌旭・古径
雨上りで竺竺の古道を
気紛れにアルク
酸っぱさの混じるミルクの馨い
バジルっぽい触りも鼻窟憑き
洟水を導そる
雑木樹湖に半環ぁちを模くられた
山塊天上の尾根の途ち伝逢う伝承
両脇を容赦ない落ち込む崖が鋏み
みぎからも沢の音楽
しだりからも澤のほしゃべり
テテフフホホ
甦みの 坂 ゃめむは旧るい
老木ぃさん達の尻から尾帯びた
茎根敷腕だ泥段がなん縦枚も
故ん畳う毎いも編み目の緻密な
等高線樹海図を描くり混み
豪奢な 天鵞絨おど
雨址の 露ゅ に葛ざられた
絨毯みたいに僕を招待える
慄るえてるぼくの譜累心臓
と 血 管
ぼじゅ
あうあー、やはり にみ羇び は佳い
日常で埃つわり巻かれた
憾みの垢の外套をぬいで
魅緑の街燈の真下
身心露を更新できるもん
ててふふほほ たむぅん
だむうん
