清 貧 吐 露
月半ばを 過ぎると逼迫する生活
ああびんぼうは厭だな
悪事の芽さえ 心の隅に 芽噴く
だから
犯罪に纏わるNEWSが途絶えない
容赦ゃ無く
昇るだけの一方通行の物価高騰
終幕の折り返し点が視えない
豊がらぬ中年層の底澱賃金
もどかしく身もよじれんばかりの
ジレンマの持続時空
慈悲の皆ったく無い社会だ
こんな背景をしょって切つなく
なっちまうこころを慰撫するのは
みずからへの清貧のせめてもの投影
清貧にそれでもひっしに
息 き続けるのはきっと何かの美徳だと
論理と現実を粗息で誤魔化し
目を背むけて絶えだえの息をしてる
『ねえ自分。まだイキしてる?』
厭、かろうじてもね
でももう限界かも
もしやこうちしょの中のほうが
きはラクなのかなあ
清貧で居続けるのってホント
矜持と意地が要る
シンドくて発狂したいです
そんな、世迷言が心寄ぎる時々が
スゴクミジメエ
