ポエム
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梅震りアスファルト




はらはらはらはらと
アスファルトをキャンバスに
譬とえて
淡白紅のやらかい箔らが
舞い、降る、節句つ
周り恵ってくるイツモノ
あったりめえの歳時記

咲く螺の華宴よりも未だ未だ
イッカゲツも稚やいのに
もう疾やこんな時変
はるの点てる軋み音擦り音
神秘神秘ほありとぴんく

気候はそれでも乱高下
きのおが本春びよりだよりかと
おもわされればもうきょうは
膚だに刺さり立つ氷雨の棘
かぜも煽って斜めの線角が
浮きかけた想いを阻ばみ
行く手を閉す


籠もり、裳どる、夢咆哮の決意

思慕んで萎えた勇気がどうにか
反転させられ再起ッグバンの
準備にまた、始かった

つぎこそ
こんどこそ
とアスファルトに散う淡箔ららを
睨つめ手繰り寄せるべきニライを
咒もう
怨むように絲と惜ししむかのやうに










25/03/06 05:54更新 / OTOMEDA



談話室

■作者メッセージ


体調をやはり崩していました。
また間を開けてしまった。

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