梅め甦る
倪なたの骨と肉片を埋めた梅め の
木の袂とで私は竚た静み頬杖を就く
さむい冬も冥き夜も何時までもつづ
きはやしない
永劫なんて実握なんてできやしない
その 定 理 定 理
かならず春は音擦゛れるし
旭も昇るあたりめえのように
廻あり舞わりくりかえするるふ
廻 天 円 環 ク ル ク ル
冷徹沈思のなかにこそ梅めの目覚め
がシーズンの変り甲斐の予兆つげる
綻誇ころび 鉾こっ そこっ
どこからかからからサクサクと
ゆうをともする
ただ 形 り
挫でぃけ、イジケたこころもすると
再生する
あなたの肉片はふはいして土に
融合しきえても骨片はまだ残こる
信じていたより執つこい
すぃぶとい
地質紀を跨いでつぎの礎えの
いちぶに溶け込める
魔方陣魔方陣
うめの莟ぼみホコロブ
いやもうとっくに欣ころんでいる
ただ自分が視ようとしてないだけ
きがつけばときおり
遥るの薫の微ふう一箪
すぐ霜騒の液晶に掻き消されるが
それでも アカチャンラ は息づ
き発じめているそこに
キャラキャラキャハハハト
月も 金星も かりらを見下ろし
護る

