ポエム
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 研 ぐ

いつでもコンビニのパックめし
ばかり購って食べてきた懶さな
  僕くが
ひさしぶりにオコメといだ

澄んだミズのなかに米穀さん達を
落とし混んでごほんのユビで
じゅっぽんユビで
さっくっさくとユッタリ掻き回す
やあ! あんたたち湯加減はどうだい
丁寧に一言一言ことばを投げながら
穀物との食材との対話時間を嗜なむ
ひさしぶりに忘れてた食物への畏敬
主食への重趣念
 ありがとう
 ありがとう
僕のいのちを維持えるために
発生してくれてありがとう

僕のユビユビの巧くみに依って
穀珠たちはユブネノナカ
うえになりしたになり横になり
縦におしあいへ試合揉まれつつ
践まれ粒ぶされながら浴びて
精製される再生のイトグチツカム

やあ!!
6回とりかえくりかえして
おまいらとりかこむ液のふくろが
ようやく灰汁の濁りから洟たれた
お次ぎはいよいよお窯で炊きワザじ
  ゃ

これが倭人が縄文後の弥生の昔より
永 ガ く受け継ぎそだて醸成してきた
和食の文化のいしずえ
  盤 ん 石 ゃく
rice life そのももだと想い
カマのマエで 炊きあがるの を
僕は待っていた
























25/02/16 04:38更新 / OTOMEDA



談話室

■作者メッセージ


ホッカホカホッカホカで
 自分のココロも研ぎ水と共ょに
透明になるよ。豊潤んになるぅー。

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