縋 が る
一縷の肩橋にゆびさきさし延べ
掴んでひきあげてもらいたい
ならくのボトムから
縋りたいほんの _ な背綱
たすけてよたすけてよたすけてよ
助けてっ!!
という号けび
聲にならない
光子の綴づる ク ウ を伐り咲く
劈んざく

でも誰にもとどかない
便りたいけど頼れない
夜りかかりたいというおもいは
単だのあまえ
余まった垂れ
タレナガシ
だから虎高を貫徹し意気る決辞と
カクゴでよあけの陽を瞼筋に挟んで
膝の傷下の血溜りからまた むく と
再生きあがる
なみだと洟ずの拡がり尽くした
目前の灘
ゆうゆうとそのなかを
堰き別ける 衝 動 いで