デジャブーな ヘ ビ 蜘 蛛 模 細工
ヘビイクラウド。
虹風に煌く蛇と八肢を雲間に視た
幻影みて囲この記憶が過ぎった
デステニイテニスコオト。
彼女はちょうどテニスをしていた
だがおれは見ぬふりして通り過ぎた
あとで運命にそこで聲をかけるべき
であったとコッピドクなじられた
唯一無二のきかいを逃したのだから
それ以来結婚ンという しあわせな
世界線とは無縁のまま孤独のなかに
浮 き し ず み
あとになるほど悔いの蠱毒は脳内に
海馬のすみづみにヂアヂアと散 がり
浸透侵蝕して来ることを 知 った
時きの螺ぢぃゼンマイザイクはけ っ
したっけ可逆に 撒き 還どらない
不可逆の徹則の惨酷の現実

喪った過去への転生回帰やら遡流は
儚き理想、唯だ甚だ創作だ
嘗て実現した験しがいちどでもある
と実証された記録すらない
世界線の描き換えうわ塗りウワガキ
ダレモガ望めどやりなおしは
イチドタリトモ許可されない超残酷
だからおれたちは此のつど刹那刹那
起ち停まってよくよくとかんがえ
そのトキドキにどきどきし乍がら
尤も的確な方策をひきよせ
えら微摂らなければならぬ
凡ての毎秒毎とがちゃんすの種
瞬間瞬間の稀少再無二の停車場
ORもなければこの一生残コりまで
連れ合いもなく独トりで悶絶せ ね
ばならぬ疎ロかなおれの如く
淋しいがキラク、きらくだが寂しい
遣る瀬無い爪まらない
もういちどいう
やりなおし効かないいっしょうを
徒労に途絶に浪費し垂れ流すに任す
は二度ないザイアク
一升瓶持って失機の哀しみに病みな
がら闇 未 のなかで酔い喪だえつづ
けなさいなさけないおれどん
あなどれないよあどれなりん
25/02/18 05:46更新 / OTOMEDA