ポエム
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maritime departures roost


いちように
いちように
 ときのまざまへと玉ま響らう

 灘だの只だ中へ突き出した

 剣りゅぎ のようなプラットフォーム
そこに勃ってあの夜光列車の
入線じこくを待つ
伝承の 刻き 説き銘き

海 の泊まり儀


コックコックと秒針は病室で頻わり
  マワリタイム
縦に 横に 輪どわす混わす大地の
ぎゃくてんしヒャックリ孵Lる
カレイドアクアレリアム
  既視感の在るレリック
まちじかんに目眩おこし
つめたいこんくりのうえに仰お臥した
ぽっぽーと聴えてきた幻聴お

しゅしゅぽぽしゅしゅぽぽ...
ではなく
ひえ~~という車輛接近疑似走行音
ひえ~~
ひえ~~
ひよ~~~
ひよ~~~
滑べってきたよ
ひ や よ あ~~
旭の眼だ! ぅふぁ。
さ は!!
北の最果てへ、西の辺ずれの崖埼へ
いってきまーし!
        ....いってらっし。



25/01/23 04:51更新 / OTOMEDA



談話室

■作者メッセージ


大正の、蒲団のなかへ揉ぐりこみ、
君と脱吻しながら旧いヒィルム観る。

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