孤針頭
尖んがった疚まの戴きにジトリ
そこは超たぐべき人生の峠
砦
隘いに常こたわり塞がる関所
尊重な孤独孤高
頂上の頭はとうぜん狹い
動いたら墜ちるせまさだ
でもここを過ぎなければさきへ
往けない試練の門
くえすとくえすと
闘うのは始終
いきひきとり心音心紋心悶
停まるまで
停まったらおしまい
ラクになる楽園に吸いこまれる
たぶんよ

いきるひとは途上に何度でも
執つ拗うに針のさんみゃくに邂逅し
ゆくてふさがれ立往生
考えあぐねる竜巣にぶつかり
呆然自失する
挫けて地に掌と膝を着き ORZする
『ううう....』
そしてまばたきのあと複び発ち起がる
羽ばたける自信も保障もない
でも蠕ご め く
そんな切ないじぶんをいぢらしく感じ筒
落日に向かって凛然とあるきだす背な
かは
陰げなのに耀が や いて映 鶴る