ポエム
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エラザ・墓地の尾っぽ

スニヨン岬の尖端に爪先立ちして
エイジャンシーを眺めた
その超えた向こう側に沢山の墓地と
半島の地方デラ境内から分岐する
墓標の聳える丘を昇り越えてく自姿を
みた

急坂の戴きからは墓標の白浪
白砂も桃沙もオーバーラッピングする
かずかぎりない霊毬を封じ込める夥だ
しい柱
これが有史来一度は存在してきた凡ての
命の蹟の記録小冊なのだ
そこにあなたの滓も微かに仄かに在る
遺阯にむぼうびに混ざり
マザーのobsessionを恋い求めている
その あこがれ
その もくてき

型為されたバーレスクなんか横目に
さてと置いておき エイジャンは
多層涸れ紫の桃靄層に抜けていく
底処までもモコモコ とこもこラヴィっ筆
アビスの淵チ紅二にクルリと沿って謎ぞ
ってゾフィーーーーゾフィーーーーー

そのぼむせびなきが跡絶えない
かなしみと漸進
の時節つ乱だし
積出し港では勿論酒杯がかかせぬ
ジャイロコンパスの針は嘘をついてた
噂とマドモワゼルに贋窓まどわされて



25/01/14 11:47更新 / OTOMEDA



談話室

■作者メッセージ



墓地では塔婆を攫んで卑怯、卑怯。
https://youtu.be/eeXduunULFY?si=j7473kQT-dmwa7Qn


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