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 敢 意 


かなり暫くのあいだ
闔ざされていた己れ裡の貝殻の
併わせ帳バリが
ようやく口らきだす
譬えばふゆの雪懇降り頻る
ただなかに
意を搾り興して
し た ぎ いちまい で跳びだし
両腕拡げておおごえで号びながら
挑みくるせかいを数々の苦境を
受け止め菓るみ込もうとしている
どこまでも肯う貞の 活 し
 まけぬまけぬ負けぬ負けぬ
  マヌケでも叩かう
 まけないまけない負けない負けない
 敗残する化膿せいが予測できても
点火したたましいは挫けてはいられ
      ないよ
歳が往けば往くほど
つちのなかに葬めたつもりの
いくじは忸怩くと怨ラミのように
孕 ら ん で
ハ イ デ テ 踝る幾度でも掘 返されて来る
眼前すぐ底コに敗品回収のギョウシャが
迫待って北叟笑んでいても



25/01/10 06:43更新 / OTOMEDA



談話室

■作者メッセージ


フフ....。
https://youtu.be/CAJMcNaqz04?si=opJu-NkfBEHafUy-

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