ポエム
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金篇の譜るが如く幾く星霜の街路


黄金ねの破片らが何羽も降る
公孫樹葉の雨がはらはらと
甜 まし だ れ

頻 き る
四季を切る
四季を着る
圧し積まっている今ならではの
オウゴンの窮翅儀
その麓を
足速にかよう者たちの踝を停め
何が煌めきか何が輝 や きかと
頸 び を仰がせ視線剥けさせる聖蹟
歳末 な み ち みきに点もり松ひ明つ
ひとつまたひとつ
乳ち舞いひき妹い
吊リイら あの辻この辻彩どる 真辻
タクサンノ着飾戯ったドオルたち
ただ転じ展示物として オ ド ル
その夜な夜な歳末栄華松明映写機
畢るからうつくしき

終ありが見えるからその先の兆し
先読みできるのだよ
なまみ切り裂くような美しそのなかに
ふゆそもののの突きつける痛多みの中に









24/12/13 00:23更新 / OTOMEDA



談話室

■作者メッセージ


葛飾の運河堤防も本郷の赤門昇降口も
視えて陽炎のように揺れてる故人の影。
https://youtu.be/Pugm9zCI3Ao?si=I_2lhtEmlhCLqfzd

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