ラブコメバス can pass path viaバイパス
停留所からいつもの路線バスにのった
つもりだった
『ん?....このルートのお客様は乗る前に
必ず脱衣してください? なんだなんだ』
訝かしみながら告いてあるとおりにして
侵るとなかは温浴場イベントバスだった
幼馴染の雛牛の実家財閥の専用送迎車に
何とすり替わっていたのだ
バスは発進し喚いて叩いて乞うても服の
場所にはもはや戻ってくれない
──雛牛のやつ、やりやがったな
おもわず架かっていた垢すりで股倉隠し
眉間を揉んでいるといきなり背後から
襲そわれ体重と双成りの丸ま弾り凶器に
殪された 『ぐわ ..』
『うわっやーらかーい』
雛牛め───いやいや軟わらかいのはお
しつぶれて変形中のそっちの方だっての
『なあ... たのむからいきなりダイブして
ハダカで抱きついてくるのカンベン
してくれよ』
『いいじゃん。アタシたちだけの間柄だ
しほかにだれもいないから』
『イヤその隅っこに一人おばあさんが』
『うん、頬ほえましくみているよー』
当主の雛牛のバアさんが帰省時既成事実
作りに一役買ったことはすぐ見当ついた
やれやれとおもってるうちにいつまでも
はなれない雛牛との間隔に違和感感じる
『あれ?』なんか痛い?
『あっそれね、背ろに入っちゃったよ』
『えっ』ああっ コイツ、有得ない方向に
全く予測できなかったことばかりで固ま
ってしまう
これってほかの三十七人もいるヒロイン
たちに対し主人公的に大変ヤバいのでは
と愕然として二の句を継げないでいると
『ほかの子たちも全員呼んだり攫らった
りして来て揃ろってるよ』
マジか!