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沈潔に形どられた闇霞境欠


むうすすむすふすすふむむ から
よあをまつ身

未明の暗藍雲鈍紫ろぉーん
泥墓讎ろぉーん
フルフルトゥトゥトゥー厶


その絶夢と昏倒の砂な海か
塞いだ懐梱ろを串刺した一糸の淡鍼

よあ



よあ　 ﾐ ﾐ
ああっ　 ﾐ


来迎


ああ シャゥワー
にゅーアゥワー

孵るせかいの和
膨くらみ延びる しろがるその裾そ原
ひかりのいずみはやはりいい
肝持ちの眼たちがみひらき
ねざめ一斉開花眼

たくさんの感覚器が開講しいま
ぼくのすべてのシメイと行末イを
監視つめている
峻びしく
だけど翳らで柔さしく 愛の笛口遊み

そを 識んじて　琳　　♪ と鳴るぼく
伏臥から復び複りかえし起上り勃てる


点てる

そうおもいだした
ぼくはイグナイター

■作者メッセージ

自らが己できめた配役を思い帰せば瑣
末ごとも背後での険わめきも気に障ら
なくなる。路傍の砂利の自分に戻れる。