麗るわしみす。清水のほしとゆ ミラクル
ここがどこ
物理的な境界を超えてみわたすと
衛星軌道の眼んずから睥睨ろすと
砂のわくせいでもなく
雪だけのわくせいでもなく
えっち2オゥっにだけ 泰たかに
はぐくまれた
わたしたちの股の更に下、テルラの
ミラクル
たいせつにしたい
ほおずりし指み籠ごでつつみこみたい
こんなにもいとおしいのだから
愛としみす
麗としみす
冷涼に零陵に
霊徹に貫哲に
一級河川は遷がれ移ろうていく
タイガもツンドラも突き割いて
月にまで衝き揚げるランス
逍 遥
その気貴さか
光厳さ皓皓さ
標高じゃない
流域面積じゃない
較らべて競うことなんて主題じゃない
イイネ掻き集めることすらも
審判の目的じゃない
ただ燦ん々んと耀りをはなって
ここに堂ることを
号けびたいだけ
嗚咽にも絶唱にモニター
昂昂の古今燈台の慄り膜く松明つで
先陣前英として尻底に徒配らを武らさげ
曳きずる不敵 傲慢
未来に侵蝕し未来を弑して今に挿げ換え
矛盾無駄を排斥淘汰して
現るし世を能づから力技で建設していく
想像仮定界から抉り穿ち撰り出していく
幾まんもの度労苦と研鑽献身のもとに
ひとつのミレニヤムの人類史的視点
地質史的視野からのアーキテクト育成
が重要なそれが訳 け
うるはしみせよ
うるはしみせよ
たとえ自我の意識線編みがそこで滝壺に
頽づおれ散らんとも史観の址かしだけは
遺 いて消ゆるべき
矜持だけは忖度の好きな儘にさせない
決然の 大 紋起ち
それがわたしの詩