ポエム
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ゴルゴダ


人類が

腐さりかけの鎖さりで

囚ながれた末世予見し

吟じる十字架 ゴルゴダ

クルセイド

意識すら遠く及ばない刹那

轟鳴 ただ とどろく

どどど と

ほどど と

ぼぼぼ

のたうち八転泥転 かたぶく

地獄と修羅の啜る 擦る和音

響きと閃きの鏡鳴 多重奏

そ は



現代のソドムやゴモラに

降された神の如き非情な鉄槌

ヤハウェ の裁き

しかし裁いたのは当代の

敵勢国家だった無念な事に






プラグマティズムに反し

軍閥制度が支配する全体主義は

何としてでも是が非でも赦せぬ

と 正義とはなにかを考えもせず

自分たちの共有意識に拮抗し

反目する相容れない価値観念

理念を葬むり猿り 反駁する

断絶しようと意固地になる

あまりにも狭量な集団心理

あの人民共和国も そう

為政者の利得唯けを判断の

枢軸に蔵き一切の俯瞰をしない

内に閉じたコッカの威厳を保つ

ためだけの装置的役割に勤しみ

自我と その尊厳を棄却し

人類種とわくせい態の矜持を

一切合切 振り返らず放置する

上意下達の権制げえむに埋もれ

戴いた役を演じてただ充足する

そんなだから屎だらない呪いは

狂り反吐される

いつでもどこででも南無どでも

弄そぶ




無双に 夢想にふりおろされた

むぢゃき な 鉄槌の 耀が厄き

懲りることも詫びることも

しらない 痕もたたない

みらいも必ならず 犯 こ る

いちど恥ってしまったから

遊ってしまったから

どどど




どどど




聖典も史実も酒で自惚れた

爺まえたちのケツに敷かれ

薪ぎにくべられるだけの

しょぉがっこ の教科書


21/08/09 05:30更新 / OTOMEDA



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