パストメモ
過去の手帳に記録消そうとして
別れた彼女への想いみつけた
パストメモパストメモ
恥ずかしき
追いたくない思い出したくない
蛇記憶黒歴史
つど小まめに抹消廃却を心掛けてきた
それでも重複チェックの警邏の眼を
かいくぐり生き延びてきた想いのメモ
かるくない結構どんよりと重い
棄てたくないもうすこし遺したままで
いさせてやりたい
でもダメだいまけさなければ
にどとけせなくなる
これはジレンマそれは桎梏
いたくてくるしくて埋み火に身悶える
タスケテ!タスケテ!應援團きてよ!
僕はいつだって救難信号を発信してた
なのにあのころのキミは近づいてきて
くれなかった
いつだって薄情にしらんかおしてた
そうして惨くトキノヤは過ぎ去った
むねんは積って瘡って怨みにかわった
殺しにいきたい
でも彼女はキミは今どこにいるかも
分からないしかたない
もしあの時代キミにであわなければ
違う幸せなじんせいだって
あゆめたかもしれないんだ
パストメモに虹じむ黎い怨恨
破ぶれムカシテチョー
やぶりすてろ踏みしだけ
でも
でも
破れないよ
と僕は紙片の束を涙にマミれた掌で
掴んだままひざをつき
横臥しカコキオクへの闔げみちだけを
探して脳イキュ(海馬宮)に
斃づんでゆった