ポエム
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令ずやかなる秋境の膜捲くり


令利に令凉に
辿れば溯のぼれば
霊いの領域きにまで回顧する
令なる零の空洞

かぜのうたが拭きぬける
掃き遊さび浄よめる
それは刻の針りがジャストゆび刺す
磁針が撒き戻り
息き追い傷たみ分け
民みと王う
その相関は互いのココロネは
令ずやかに
煤すやかに
紺の雲のおおい空翅ねのした
突きぬけて潜望鏡をはみださせれば
真秀ろばの郷 雲海の棚上の
光つる国 眩しくて思わず眉頭に
掌をかざす
冬香を混ぜ込んだほんのひとにぎり
ひんやり
秋窓ちの漣からいくつもの白飛吹な
ツノがはえてはしずんでいくよ
リズム コミカルケミカルにも
感腺網みの慄るえ
を促ながしますはらはらりみと



24/09/23 13:00更新 / OTOMEDA



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