満弦 る 鳴 り
太とってきた
晶りの弓みが
そのりんかくの端と端とが出逢い
腹に閉じた領域を産んだフルムウン
十六夜(いざよい)
Qーン月見うどん
太麺んの拵える雲らわたのうえに
うかびあがる潔きシェイプの円蓋
ひとは平安の世も室町の世も如何世も
月の神秘゜に自分の運命擬ぞらえ
その表具装の紋むを読むう
その貌館ちは兎な躍動おか魔な横顔おか
なぞかけなぞかけオシカケ
問答応酬で鈎ぎ顕割れ幃ばり啓らく
その楽土へのダイレクトコリドー
そのLoad街道をアスハルトのうえを
一心一念一献に駈けていくrunner
ジョガア
わきめもふらず結つしてふりかえらず
満願の今日のみを脳途に肝ぃ描銘じして
漸進を 堪 づけた
その臀つまつとしての フルホオプ
然しその満悦は常こし永には余音を 引
かない すぐ折れ込み沒む果敢無さ
意志の燃油はデフォルトに回叡し
復た旅び願い 希み 遅々の編ゆみを初じ
める 徒労と苦暁の旅びが狂りかえされる
そのやうにして
畢りなき廻転詩宿に住む暮らす
また日が暮れ 寓るになる