ラ・エチュード・アラ・ソリチュード
孤独での習作
孤高の冷却金庫に惚れ
冷凍庫の内部にみずからを追込み
突き詰め 閉じ込め 監禁して
じぶんをブラッシュうpする
視えずにいたそのひとつさきの
象限にきっとつながる
没めりこむ餐心
完成はいらない
完成瞬間など来ないから
習作だけつくって
つくりかけて辞めて
猿る
われは永遠の習作士
世はわれの膿んだ作品群を
あまたの排泄物たちを
評価などしないであろうから
ただ路チ傍たに打ち棄てて
転がしておいて
轢いてほしいな
つぶしたなかからどんないろの
中身が這い出てくるか
群衆んなでとり国こんで
討論の種にしてほしいな
かおをだした芽はおそらく暢びて
さわぎたてる民のひょうじょうを
一顧一顧暗記暗唱するのだろう
そのうたききたい