鉢
蜂となっていた僕は八月のうちに
転生した目標を発つけるため
イタリア邸苑内を旅しつづけた
すると突如鎖檻が垂れてきて
閉じ込められ拘禁された
そこは自分よりも大きな鉢のなかだった
どこまで飛んでも有限
必ず壁に突き当たり彼方お側に往けない
このままじゃ 與えられた生を活かせない
ただ ちから尽きて逝っちゃう未来
だけが周到準備されている
その欠夢欠望がとても無念しい
ぐやぢいぃー!
鉢のなかはかろうじて灯り取りの
穴窓だけある 然し一向にくぐれない
全努力が徒労 徒労 眠くなって
複眼まで蕩けてきた
なんとか鉢の構成壁に奇天烈を入れ
くだくホウホウはないか?
そうか僕には鋭利尖ったしっぽ(針)がある
陶質分子の噛み込みを気合パウアーで
解き 散失させる権能だ
僕が唯一持つ憲鍠でもある やってみるぜ
やあっ
やった!
気合の結果だ
このよのありあらゆる目標の実現は
根性でなんとかなるもんだ その証左
その蜂のミハ クル を讃たえるように
壊れた鉢の破顆粒はきらきら表もて裏に
入れ代わりながら浦壺の波濤のあいだへ
無響ずかに降ちていった
僕の死体とともに
次回はもうすこしサイズの大きないきも
のにリインカアネイトするといいな
直前生の記憶もちょっと位いは継こって
憶ぉーぼェているといいな
転生した目標を発つけるため
イタリア邸苑内を旅しつづけた
すると突如鎖檻が垂れてきて
閉じ込められ拘禁された
そこは自分よりも大きな鉢のなかだった
どこまで飛んでも有限
必ず壁に突き当たり彼方お側に往けない
このままじゃ 與えられた生を活かせない
ただ ちから尽きて逝っちゃう未来
だけが周到準備されている
その欠夢欠望がとても無念しい
ぐやぢいぃー!
鉢のなかはかろうじて灯り取りの
穴窓だけある 然し一向にくぐれない
全努力が徒労 徒労 眠くなって
複眼まで蕩けてきた
なんとか鉢の構成壁に奇天烈を入れ
くだくホウホウはないか?
そうか僕には鋭利尖ったしっぽ(針)がある
陶質分子の噛み込みを気合パウアーで
解き 散失させる権能だ
僕が唯一持つ憲鍠でもある やってみるぜ
やあっ
やった!
気合の結果だ
このよのありあらゆる目標の実現は
根性でなんとかなるもんだ その証左
その蜂のミハ クル を讃たえるように
壊れた鉢の破顆粒はきらきら表もて裏に
入れ代わりながら浦壺の波濤のあいだへ
無響ずかに降ちていった
僕の死体とともに
次回はもうすこしサイズの大きないきも
のにリインカアネイトするといいな
直前生の記憶もちょっと位いは継こって
憶ぉーぼェているといいな