nicht ~ フラクトゥール ~
ダメだ!だめだっ
いったいなにやってんだ
フザケルナ!!
とアタマからひとの石志
否定する ニヒト はドイツ語の単語だが
英語ではNO フランス語ではnon
でも構文中にこの語彙登壇すると
耳を憑かれ心に反響し続けるのは
なぜだろうなぜだろう
これは近似音韻のnichts(無)
がやはり似た響びきの
licht(光)richt(右手)
を連想させ表裏一枚となった
対の意味合いに何かしら
運命性の強いヘビィエコォな
荘厳のようなイミイジを
纏つわらせるからかもしれないね
だからドイツ語のふしぎに
しぜんに畏敬が喚び醒まされる
フランス語には浪漫や流麗
英語には軽快軽妙な即瞬伝意の迅越を
世界語としての優戯性として付与したく
なるがそれでも未来地球語としての期待
値は英語には一歩及ばない予想なんだな
21世紀の今って
のっぺりしてリズムに乏しくちょっぴり
面倒くさく野暮ったいわれらが因縁浅か
らぬ ニホンゴー も含めてね わははは
30世紀の僕らはいったい
何語を地球語として喋べってるんだろ?