光源との対絡応答(スタージェンムーン)
すべて貼っされる照かりには光源在り
眼に視える因は大抵水素元素帯が
燃焼して電子数継ぎの素に変位してる
とか
そのときに放出される 負荷るぎ が
光芒と灼熱という象たちに替わって
あたしたちの眼球に到達していると
教科書や博識番組の中の伝説は諭す
しかしその論証をじっさいその肉眼で
観た者は実在しないしその機会もない
凡ては実験装置を介して空想された
仮説の絶壁の胎いぶの噺なしだ
ヒトはそれを『科学的』と呼んでいる
欺瞞には了承しながら目を瞑ぶり流がす
敢えて
敢えて
二十世紀と二十一世紀はそんな
欺瞞と胡麻菓子、陽動に塗りたくられた
表もてが装釘だけの ウソラダケ遷ん
チュリィーだ
膨ろがる延ろがる点的・線的光沢
光点諸も との対談をとおして得られる
益はそうした視える感じられる万物への
疑念だけなんだ
疑がって
反駁して
反証の永がい旅路に乗出してその末てに
ようやく掌に掴める結果が「じぶん」
詩たがって歌たがって求がすこと
捜査行すことを進めてしまうあたし自身
あなたたちじしんなんだ