HAKONIWA
OTOMEDAは手軽な距離に
オテゴロサイズの小さな箱庭を
監っていたいのだ
そこは丈夫な世界壁で四方周回を
綴こまれた禁書の内部でね
宮殿や田園や巨きな湖、繊細な龍河、
雪の根を抱く白い峻峰も
両崖が斃れて来んばかりの峡谷も
洞穴窟住居から頭を出す耳長の
コビットたちもいるんだ
そこに自分が逢んだキヤラくクター
せなかに薄羽蜉蝣ーの翅ねの生えた
全裸のミニフィーユを放なって
四季の葉弁を活用した町を筑かせる
根付いた爽やかコミニティを起き掛け
マイあさ☆覗き込み拶えをかける
それが余生縁どる余興の余響
さあ覗こう覗こう希ぞこうよけさも
ハグスケールの妄言界
きっと一反の元気のおすそ分け貰える
そのうち彼女たちもこのあたまの中や
文字構築のビルディングのあいだから
恍ぼけた顔をいくつもだし 跳ねて
ほありと舞い膨らんでくるはずだから