ポエム
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薄すき窓から



煤すきマドから視えるモノ


それは移り変わる己の心象画像

それらはいつでも
忙はしげに
立ち止まってふりかえる
じぶんのまえばかりを通り過ぎてく

掴もうと手を差し伸べても
ユビたちは空しく宙を掻き毟るばかり
そうしたこと繰り返すたび
そうした無駄に思える旋律を
奏でるたび旅路の刹那さが
むねに沁みてくる
くるいが狂気が僕に押寄せる


そうしたとき僕は路端にしゃがんで
薄漉き窓を透かして覗いてみるんだ

その指も通す迫ざまに視ゆるのは
確証の全く無いみらい???
現まの不安と戰うスベがぶきだけが
現まはとっても欲しいよ





24/06/04 16:00更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ


投稿できるチャンスが少なくなりましたが、引き続きお願いします。

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