降り 階い 段ん
アスファルト段の戴きから視おろす
王の視線を擬えるように横柄
視野には已のゆぐみちに阨る
広大無縁なぢごくが遷つる
それは幾まいもの段篇の
先き崎きにまで灯って
一本のLOADを模っている
そは路であり卿の矜持である
自覚を成して満つるちから
森んとして燐として
揺がぬ震えぬもの決っして
そは
衆の思標を束ねるその宙核となるべき
盛湯る 熙りと 炎お
譜 奥 義 手 引 書 冊
ナラクへと
墜ちてくだけの
『 降だり 』だけを眼に停めて
その降らなさ途轍もなさに
ふとおえつを逗めきれない
慄えが沈さまらない
王なのに
司るじなのに
貞も肅もたりず格たらず
嫌悪に薙られて曳かれて
まえのめりに段蓋頂から
逆果てへ斃れ込み
落下いぶ していく
慰めのような意識に
慰撫されなから
思いのほか寧らかにと
それな意外に 踊ろき 玩ばれ乍がら
そこはそう 振返ろうとも認得ない
降だっていき 歸どりのない
片道切符(一方通行) だけの
ダウンステアーズ
ASCEN SOUL
頭のさきからおちて
着地し 艷でな花を咲かすのだ
祭 叭 ァーッとね