あなたにおねがいがある
ねえ
私にかかわらないで
私危険な不発弾
触るときっと痛い思いする
あなたにおねがいがある
ねえ
私をこれ以上いじくらないで
私煽られるの我慢の限界
堰を切ると自己外を害さないで
おかない気狂輩いになるカノセでてきた
あなたにおねがいがある
ねえ
私のくびをすぐに締めてよ
悲愴さや崩壊感情感じる暇もなく
おんなじ死ぬんなら刺されるよりも
撃たれるよりも体に点火されるよりも
あなたの腕の中で朦朧となり消えていく
そういう単純がいい意識の成行的変遷と
し納得し自己完結し片づけて
あなたにおねがいがある
ねえ
私の次生まで執拗に追い掛けてきて
私ストーカーに纏わられたい病性らしい
かかわるなと謂いながらほっとかれると
おそらく淋しいんだセンチメンタリィー

ホント私の内面ろって矛盾と混濁まみれ
それでも自分が凄く大切わいい
我執の放諦なんか到底無理だ
歳経れば経るほどそうなるんだって
やっと理解った
永き下り坂の麓たのほうでようやく
対悟した ううん しはじめた
演ること成すこといつも後手後手で
遅きに失し失笑する莫迦理の訊生だよ
でも後悔して絶望して學ぶ無限ループを
徘徊するのが息する事可るこの極刑教室

■作者メッセージ


いつの費か笑いばなしとして想いだせる
かなあ。逸れとも時風に記録されるのか
埃散して跡形もないのかなあ。
スマンよ、父ちゃん母ちゃん。