舌の罪
言葉の暴虐というのがある
「オマエは適応障害である。
精神的に元々可怪しい人間だ。
今すぐビョウインに行け」

成果の挙がらない仕事に対して
くちくちにそう繰り返えされた
終いには本当に自分がそうじゃ
ないんかという気分になってきた
これがハラスメントじゃないのかな？？

だがボクはバカでおひとよしで
ひとの性善説を疑わない
誰もがみんな苦しみと各個の事情を
かかえて泣いてるんだ
真底の悪人なんているはずが無い
きっと解ってくれる 愚直と誠実

そういうふうに これは確信だと
じぶんにいいきかせてきた
でも最近はヘンなんだ
ココロが捻じ曲がってきた気がして
ジレンマ拭えない
どうしたらよい？
どうしたらよいのか？
穢れてきたよ無垢だったたましい
たとえばどういうふうにって

バカだというヤツこそバカで
シネ。というヤツこそシネ。なんだ
じぶんの罪は観たくないよ
観たくないものから眼を叛け続ける
エゴイストのまんまで痛いよ
目を瞑って瞼がくっついて
ビクリともしなくなる灯絡なまで
じぶんがマトモの中央に鎮台する
そんな我儘で防波堤きづき
自我護るオニクにデッサンする
刺青みにするんだ タッ トゥーウウ

■作者メッセージ


ううううう とねるまえに聲え挙げて
だいすきなアノ子の気を惹こうと
劃策する策謀屋(狡い奴).....オレ。