でんきとまった
がすもとまった
そこでやむなく
現実にめを背け
ただにげだした
已む得ないんだ
そう謂い聞して
良識既う要ない
色々と麻痺して
其でも呼吸てる
追詰められたと
信いたくないと
己を欺き続ける
黴匂に囲まれて
ようやく復訪た
黒壁闇の退いた
鳥鳴え囀る暁が
陽甦に泪し謝滝

■作者メッセージ



死を描く隙閑なんか皆無で放置中。