ポエム
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ミテル


きみはみてる

少ない容積の 脳の箱で
神経髄の小束で
キョ陣ンたちの所ょ業無常を
閲覧してる 観照している
まだえもなだまいナツメネコの振りして


きみのボディをとりかこむ
バーコードが
きみのユライを規程する

存在もしらぬ
記憶認識疎外のごセンゾー共から
塩基配列共の秘力に沿って
受け継いできた形質だ
いまはきみ自身だけのものだ
きみがゆいつもつ 財殻らだ
臭い肉筋液と
にゃこづきを惹き 隷りこにする
もぢゃもぢゃユブゲ
ゆにげ

ああ とアクビ噴き出しながら
ふりかうる
はじめて瞼ブタあけたあさのこと
わたしマスタア
オーナアがここにすでに存て
きみの潤んで湿ったホヤホヤの
レンズ組球のモジュウルディスプレ
に投影されてたんだろうねえ

そのほん僅づかのまたたきのまに
きみとわたしの絆んけいは
モンガタリィは開幕したんだ

いま きみは筆不精なわたしが
まい旭らき まいばん綴じる
たった一畳みの日誌


たまに「ニア」とまえぶれなく
気まぐれに鳴る 玉オモチャだよ


24/04/04 06:37更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ


どうぶつとの立ち位置って、
いつかきっと反っ転りかえるよ。

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