ポエム
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『 潺 湲 』

みみそばだててごらんん
ん? ん んぅ? んぐ

せせ せせ せせ せせ せせ せ


みづのたがいに擦れる音
分子と分子とがミクロレベルで
ぶつかり責ぎあうおと
春の流(竜)が一方向めざして
急勾配を駆け昇るおと

絵壱津央も分子団が
重力に抱き抱えられて滑 べ ってきた
刹那にそを光りの分子たちが恥ぢから
はじけからんでおでむかえ
つつみ込み歓待する 「やあっ」
唖々
まばゆいよ
めえ明けてられないよ


ぬくくなったニューしズンの ぬく は
ずっぽりと 抜けたあとにぬぬぬにも
コオラされて頑たくな維持になった
ちべたくて自我本意なたましげの
因われ隷と共もの真燈しびを
つこしつつ樅み菜で労わり

優しい 剥くな震りゅえびに
復えす
喪雲どしてくるる

背なかの果うでその間いまも
せせ せせ
かざりけなくせせ






24/04/01 04:56更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ

飾らず打算くらまずに訴えてくるもの
こそ掛け値なく信じられるもの。
かけねなく、垣き根なく、抱ける。
だからだきしめる。しちゃう。


4月になった。
これからはまたすこしだけ 暮し 楽す
くなるだろう。
それだけが期待の囁やかな 綱な 橋し。

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