月出(つくで)視の月詩味(ちくよみ)
季節変わりの
寒気団と暖気団の応酬攻め技愛い
のあめがつづいて
ようやく晴れ切れた合間
ひさしぶりつき見たきがした
ムウン 来徒 ムウン 来徒 ムウン来徒
白 ◯ 煌き
月はそうさあ 心の、城ろ
かくづぢょうに 聳 び え尽きる
だから 突き
当に王たる 姫たる 貫禄である
さむかったり 暖たたかかったり
ぶつかり 干渉するこの空間は
綯い交ぜ カウォスであるが
鍋 ちゃんぽん チャランポラン
それらも凡て笑覧し抱合する天体だ
抱 月
ほかほかの
まんまり丸丸慄るむうん
もちもちピロウをぎゅっ と抱締めて
ぎゅっ ギュッ (ギャッ!....ガリガリッ)
むうむ むうむ
屋根瓦のむこうのかのじょを
馳もいながらさあ安きねむりにつこう
睡 鵺 睡 鵺 と (イテテテテ…)
( ホォーッホォーッ)
木菟も梟も嗤ってる