ポエム
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護真の降る国


嘘偽りの様様まからかけがえのない
雙たつとない 真実というものを
まもるため 際立たせるために
あなたにこれからこのごまを
かけてあげよう
ちょうどガマの膏らにも
塩梅よくまぶしてある
ほら眩しいだろう?
是等ごまらが微小な音符となり
季節うたう音素のひとつひとつに
それは楽譜の茫漠茫洋に苛まれ
ふくまれる剥くなる民
統率采配するのはコンダクター
革を無カレて迷うものの無い
真様うすがたに設つらえ成盡てた
個の集りそう合衆たちは
『計劃く』に創作されて虚つろな
マス・ゲイムを演じる ゲーマーズ
蜜のコトバやすろーがんにさそわれ
遊働され甘まく煽だてられて
最早じぶんの力や目標のために
独自に考査するよゆうもない

ねえ

それってこっかとしてあわあわせな
はずがないよね
こっかとしての配役も意味も恩恵も
どこかのだれかの個人野心のための
テゴマニ置き換られて貶とされている
そんなのがシンジツな訳ケない
セイギが衞られている筈がない
眼にもみえてそうだと誰にも解って
いるのになされるがまま放置して
ただ 時代が浪費だけされている
ことじたいが罪
ねえ 詩や物語ってそうした無順暴ばき
糾弾 しないのかな どうして
どうして どうして















24/03/23 01:45更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ


かの邦の穹にもしろい雪ではなく、
すべてを顕裸輪にする護摩がしんしんと
降ればよい。もちろん、核の灰なんか
もっての外。其処の事情がそうだからと
イイワケしてそうとわかってる不正義を
ポップコオンとか抓まみながら演ん席で
観照しているだけの観客のままじゃ
不充分めなんだ。
現代人。


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