ポエム
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切実という傷に


『ねぇっ。傷いてよ!』

ネットの奥座敷から いくつも 囁く聲
はッ!
アっ
ああまたどうしてか疵づがついたわ
どうしても何かしらいちゃもんがついて
ミ ソ 塗ミれになっちゃう
肌ふって本当脆ろい
そして心もまたそう
でも 魂はいがいと硬たくて 龕城
律つ の鎧ろいを装とっているから
狂るわないから はみ出さないから
みづからの石医師で抑整えられるもの
だもの 操縦調律采配の範疇内
詛ろいだって切実や気迫で跳ねのける
騎つとした 旗んとした 覚念の力
だから瑕づつくのなんかちっとも 畏わく
無くなるのです 闘魂迸ってくる
わたしじしんという泉の透命
ううん 分つに震源地ってわけじゃないよ
揺れても慄えてもいないし
ただ置くに睡ぬり碑そんでたものが
解脳しめパチして遊びに来り出してきた
だけ それが漸く末っていた 張る

そんな産かれた時節の到う来いって
どこかしら摩耶歌詞っぽくて
冗談に不誠実に見えるけどそれすら
フェイク(囮)
貴男たたちのユダンと誤謬を誘う蠍り
隙をロック・オンする陽動みっ しょん
巧妙なトラップを仕掛ける策謀職だ
そうした 視り点ち でついた疵痕も
すこし葉なれて走査してみれば
あんがいかわいらしげな花瓣宝石の如く
ちらちら魔童 謡なメウツリ 個々賂遷り
哘い永がら 琥珀色の皮襞のうちがわに
金剛の汁を称えている
ほらくっついたでしょ?
脹らんで魅了はっする水脹れの裡宙囮環



24/03/17 05:58更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ



だから 傷付くのって 痛むのって
こわいものじゃないのよ。うふっ。

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