雪への畏怖
さり ゆく きせつ
サリ 祈ゆ しいずんず
いまさらながら
おしむこころ 揚がり
てふってわかれつげる
ツゲの花条腕も背叩く励まし屋
バイバイ バイバイ
木ツ女の花びらが降ってその運河の
にづぞこに灯れば点るほど
そのうえに積まれる雪の痕映
逝けば億くほど募る追憶
いつか どこかで深た気のデジャビュー
そうこれはわれらが何十回とも無く
半世紀に渉ってくるかえしてきている
儀式 ようやくてにした議席
いろんなものをぎせいにして
いろんなことがらにきせいして
恥ももはや気に留めず
形り触りかまわず 狡猾をさいごに
残ったゆいつのつうるにして
甘んじてまだいきてる
悔いるこことも矜持も最早わすれて
よくはもうおもいだせない