咲 黄 翠 り
春 黄
spring yellow
とほあんあんあん
いでくわして驚いた
黄 天の霹靂が一瞬で拡録がった
スキマかぜは心の戸掛にまださむいのに
みが縮ちこまるような針の痛点が列らぶ
のに先取りはあたまりえのように
宿命のようにここに姿た
ここがかの女らの序じめの宿どり
周囲の空気すら黄えろうのただなかへ
飲み込むが如き綴じられたキャンバス
わこうどらは山野というキャンパスで
青覇るならぬ黄春るをるると謳歌する
花弁たちのしゃなりらり撓なる合奏
おおあちらからは儚す桃濡れの大群
縁ちすら曖やけて虚包つに朧
黄の軍と軍端同士が邂逅しせめぎ合い
幕 じまった
おおいつつじたち
まだきがはやいがきみたちの
登壇よういはできてるかーい!
いっかげつなんてすぐ
配達束に挿まれた散らし絵劇の如く
急ぐ わすれられて棄てられ
通過り退ぎてゆく今の瞬がやき
という稀少ジュレ(え)りィ
研がいてもその本質うたいは
みえなかった