ポエム
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咲 黄 翠 り



春 黄
spring yellow

とほあんあんあん
いでくわして驚いた
黄 天の霹靂が一瞬で拡録がった
スキマかぜは心の戸掛にまださむいのに
みが縮ちこまるような針の痛点が列らぶ
のに先取りはあたまりえのように
宿命のようにここに姿た
ここがかの女らの序じめの宿どり


周囲の空気すら黄えろうのただなかへ

飲み込むが如き綴じられたキャンバス
わこうどらは山野というキャンパスで
青覇るならぬ黄春るをるると謳歌する
花弁たちのしゃなりらり撓なる合奏

おおあちらからは儚す桃濡れの大群
縁ちすら曖やけて虚包つに朧
黄の軍と軍端同士が邂逅しせめぎ合い
幕 じまった

おおいつつじたち
まだきがはやいがきみたちの
登壇よういはできてるかーい!
いっかげつなんてすぐ
配達束に挿まれた散らし絵劇の如く
急ぐ わすれられて棄てられ
通過り退ぎてゆく今の瞬がやき
という稀少ジュレ(え)りィ
研がいてもその本質うたいは
みえなかった



24/03/12 00:21更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ

なにもかも
なにもかも 蕩けてゆるんでいく。
凜びしさ、危つさは際限無く繰ずくもの
じゃない。褥こしえに 禁ざされた、
冬のてつごおしはない。
https://youtu.be/8-kryug_X2Y?si=yECPbZDVZj_fLZuK

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