ポエム
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癒 き 惰 る 回


『澎湃』
元気の噴出する ホワイト ホール
胸満量子らの漲ぎる ユブネ
ちゃっぽん
ちゃっぽん
あっったかく おもい豊か 潤い鮮やか
そこでは
イナジ もエントロピーも殖える
宇宙は外部との相関において
完全断熱のはずなのに
膨築 を志向し 頑張る
いましかできないことだから

いましかみることのできない
捜すことのできない貴宝らだから


だからもしも萬にひとつ
オレとキミたちとのキョリが
一旦反転しはなれていくと
相関度も出遭う確率も愛情度も
記憶すらも放なれ 遠おのき
只 いっ放てきに 希薄すまっていく
さいしょは慄ののくが
おもいだせなくなり
さみしさも 非心しさも真空に
歯切り鳴く カタカタとちかずき
無標錠のロボットとなる
人間卒業式


甞て緑あふれていた地球上は 昔菓子の
陳腐化した 御伽噺の殻に封じ込められ
錆化 屑の丘
ただ ひかりも酸素も風も苛責もない
巖わと州な莫迦りのじめんに寄り掛かり
雨なだれて魘されすらないつまらぬ末路
ミジメ とかかんじる脳しきも観んも
老い去流えて
尚さしくなる



数えることのなくなった
秒かんの積み だけが一方通行
しんくうで
雪ダルマ






24/02/19 04:06更新 / OTOMEDA



談話室



■作者メッセージ

季節の変り目に差し掛ると決って、
熱とぼり 溢れてくる 胸の蛇口ちからの
憂鬱るさと物惜しさたち。
あんたらなに、と長靴底で踏み躙りたい
ショードー。匂さいよ 樟脳。

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