ロフトバレイ
峡
どこにでもあるどんな谷にも
ふしぎが隔されている
あの右の陵かの越こうに
喫粋でロマネスキィなえうヨーろっ巴
皴だりの銀枠きの戴きのかなたには
南洋のみたこともない満り零れるビィーチ
木星内大気層のうえもしたもない ミエナイ
雲海底 Dimension のダイナミックや
タイタンの斜免日常なちけいも
トリトン の氷った聖謐地下海も
いろんなものいろんな幻想がとめどなく
とどめなくわくるる湯槽ね 噴煙 口
襞ざされた屋根裏ら 倉や で
明り採り窓からの傾め陽銃しに温められ
てヒトリ
仰向けになり 臥釈迦し
創もいのセンサーを蠍そ複眼ばす
おもくはげしくとおくとおく鶴 腕かに
燕視野 ホォリーダム
あるていどの寛さあって
ロフト付きで割安す賃貸の舎や って
ほぼ無い 屈 辱 んに
くちびる噛み偲えるのも 醍醐 道蒸れ