ブラウンさんたちの叛逆手引
ながらく僕らのおともだち
ブラウン管てれびジョン
放送終了後のいみみえぬ ジカジカ を
走査線の束目をただ網然と
算ぞえてたっけ
学習した亊もない機械支配する方程式を
想像して 懷かしくもないのに懐古ぃだす
でもちがうんだ!
うびっ
何もが貧乏人のつおい味方だった
うっ?
二重一斉期中盤 にはびんぼう関係ない?
カップめんだけの食事も根絶やしに?
ささくれた疊み
朱い鍔付きポストくんも
まんまるフロントライトのガソリン車も
みんな懐古主義者だけのものになる?
そうだ!オマエたちは昭和の良さを
廃却したんだ!! 囮にし犠牲にした
手に入れたナニかと引換に対価にして
なにがれいわの調和シンポだ
冷たく こころに寄添わない冷い谷く な
氷壁に廊こまれた監獄じゃあないか
いつもあの崇高みにある監視塔から
看守れかが見下ろしほくそ笑んでいる
スパイカメラやどろおんで警邏している
僕らの排便する恥づい姿、脱糞しぃん
までおともたてず、嗜好嗜虐とともに
ゆるせない
ゆるさない
いっぽうてき魂の宝ん子核くの侵害
審判も侵犯も
どのいのちにも叛逆者に転わる一瞬が
いちどだけ必ならず繰る