線香花火
まるで線香花火のような星が
冬の夜空にポツンと輝いていた
フッと息を吹きかければ
この掌にこぼれ落ちそうな程
寒空に耐えているようだった
その瞬きが消え失せるのは
明日か100年後か何億光年も先か
宇宙の孤独に耐えているその輝きを
途方もなくただ見つめ続けていた
冬の夜空にポツンと輝いていた
フッと息を吹きかければ
この掌にこぼれ落ちそうな程
寒空に耐えているようだった
その瞬きが消え失せるのは
明日か100年後か何億光年も先か
宇宙の孤独に耐えているその輝きを
途方もなくただ見つめ続けていた