ポエム
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耳ざわり
誰もいないこの空間が
耳鳴りがして、煩くて煩くて仕方ない
とても耳ざわりだ

貴方の笑い声は、とても心地良かった
飽きる事を知らない程に

だけどある日忽然と消えてしまった
まるで、すったばかりのマッチの炎が
大雨に降られて一瞬で掻き消えた様に

どこへ行ったのと
もっともっと聴いていたかったと
誰に乞えば、何処へ叫べば
答えは返ってくる筈も無く

ただ一人、この耳ざわりな空間で
意味のない押し問答を繰り返す

懐かしい、あの
耳障りな笑い声を思い出しながら
23/02/10 19:45更新 / 夢とうつつ



談話室



■作者メッセージ
2年前に急死した祖父に向けての詩です

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